2009年01月22日

最近の派遣問題について

派遣切りなどの問題で今までなかかな自分の意見が固まらなかったけど、やっと自分の中で納得できる意見を見つけた。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/680f94098f884812ddf59d3c32a68a79

この記事だけではまだ疑問が残ると思いますが、Economicsのカテゴリの記事をいろいろ見れば納得できると思います。

結論から言うと、派遣は規制するべきではない。
この記事にもある通り、賃金が下がれば労働需要が増えて失業率は減る。
派遣を規制したら、賃金が上がって労働需要が減り、失業者が増えてしまう。

今こうやって派遣切りが多くなっているのは不況で労働需要が減っているからです。
仮に派遣で切られた人が正社員として雇われていて、切られてなかったとしたら、今後の正社員の採用が減ることになるだけでしょう。

不景気でも企業は配当や「内部保留」に回すお金があるんだったら、賃金に回せという意見もあるかと思いますが、そんなことをしたらROEが下がって日本企業には誰も投資しなくなる。投資がなくては雇用できない。


自由化に賛成だからといって、「自由化してみんな平等なんだから失業は自己責任だ」と思っているわけではないし「市場原理主義」は危険だとも思っている。
ただ、派遣を規制するかしないかでどちらが失業者が増えるかといえば、規制した方が失業者は増えるでしょう。


タグ :派遣


Posted by しゅん at 00:54│Comments(0)
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